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美濃病院がめざす地域医療は、美濃医療圏内の“かかりつけ医”との連携を密にすること、美濃医療圏外の施設との“医療ネットワーク”を充実させること、の2つによって成立します。この目的達成のために、平成17年に「地域支援室」を開設しました。ここでは専属スタッフにより「病診連携」と「退院支援」が日々運営されています。
地域医療は ”病診連携” なしでは成り立ちません
病診連携とは“病”院と“診”療所との医療“連携”のことです。病院と診療所(開業医=かかりつけ医)が互いに協力して地域の中で医療を分担することを差します。病診連携はお互いの信頼関係の上に成り立ちます。美濃病院は地域の“かかりつけ医”の先生方と定期的な勉強会などを通じて互いに顔の見える関係の中でお互いの長所を活かす方向を探ってきました。
美濃病院の検査施設や専門外来を、地域で共同利用できる体制が整いました。“かかりつけ医”の先生は診察室からスムーズに美濃病院の予約ができます。受診された紹介患者さまは最優先で診察が受けられます。また美濃病院での診療情報は地域で共有されます。
美濃病院は、「美濃医療圏のなかで美濃病院にしか出来ない役割は何か?」と自問自答しています。そして美濃地区の入院治療施設としての役割を重視しています。
“退院支援” によって安心して医療・介護を継続して受けられます
美濃病院の病床は美濃地区の皆さまの共有財産です。美濃病院は限られた病床を有効に活用して必要な患者さまに入院治療を提供しなければなりません。医療の必要度が低くなった方が長期入院することが難しい施設なのです。しかし、退院は患者さまや家族にとってはしばしば入院以上に脅威や心配につながるものです。そこで専属の退院支援担当者が患者さまや家族が退院後も安心して適切な療養生活を送れるように、予測される諸問題と退院後の選択肢をご説明し相談させていただきます。患者さまと家族の意向を尊重しつつ、医療機関や施設との連絡調整を行うなど、退院のために多角的な支援を行います。
美濃病院が提供する “医療ネットワーク”
医療界において情報公開が叫ばれていますが、まだまだ情報は分かりにくく、患者さまが求める医療を自ら探し当てるには相当な苦労をともないます。そこで、その病気の治療に必要な医療水準を適切に判断して、最も適切な医療施設や医療チームを選択しスムーズに紹介できる機能をもった病院が求められています。そのためには、美濃地区はもとより、中濃地区、岐阜全域を見渡して、医療を展開しようとする開かれた考え方が必要です。それが“医療ネットワーク”の大前提です。ある病院に罹ったらどんな病気でもその病院で治療する、という閉鎖的な医療環境では満足度の高い医療は提供できません。
美濃病院は岐阜大学病院を中心とした医療ネットワークを強化しております。美濃病院に直接もしくは“かかりつけ医”の先生を介してご相談いただければ、当院が得意とする分野の病気は当院で、そうでない病気は患者さまのお求めに合った最も適切な施設を紹介させていただきます。美濃病院の医療ネットワークを利用することで、患者さまはリスクをおかして自ら病院を捜すストレスから開放され、スムーズに治療を継続することができます。われわれは、そんな安心できる医療を皆さまにお届けしたいと考えています。
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